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2007/12/17 (Mon) 土に返る者、空へ還る者

こんばんわ。 上杉政虎は職場でいきなり 「今日だけ時の人」 となっていました。そこで思った。 普通に楽しくTV観てる人は、演出とか脚本とか細かい事は全く気にしてないって事。 んでもって一番彼らに伝わるのは役者の気合なのです。 あと褒められてたのは、勘助は当たり前だけど、信繁! 彼が非常に一般視聴者に訴えかけるものがあったようです。 それは解るな。 前回の信玄とのシーンの演技と最終回の回想シーンが混じるとそりゃ泣けるでしょう。

そんなワケで、昨日のNHKの破壊工作員達の大技は無視する事に。 と言うのも、売れればディレクターのお陰、売れなきゃ自分のせいなミュージシャンの世界と同じで、役者さん達は、スタッフに恵まれなくても文句も言わずに現に演じているわけですよ。 何故それが出来るのかと言うと、彼らも又思っているに違いない 「きっと誰かが観ていてくれる!」 そう思って日々精進しているのでしょう。 目指すものを目指して。 最終回の皆さんの演技はそう感じさせてくれるに充分だったし、視聴者もそれに応えようと思わせてくれました。


さてそこで、以前から楽しみだった 「最後に一番印象に残るのは何だろう?」です。 これは予言者が居ましたぞ! そうそう!松山くんが この記事のコメント で書いてくれてたシーンでした!  そのシーンがあるかどうかも定かではなかったのに。 (NHKは別のシーンを非常にムカつく形でネタばらししてましたが、それは使われなかったようです/なんだか気持ちがいい)

そのシーンは昨日も書いた、斬られても撃たれても尚、政虎目指して向かって来ようとする勘助を、遠く馬上から見つめる政虎。 あのシーンが一番印象的でした。 もう一つ謎解きのように思っていた 「政虎の肩に付けた白い薄布」が何に見えるか? まだ答えが出たワケではないけど、第一印象だけで言うと、この2つは繋がると思います。

あの時勘助は初めて景虎(政虎)に殺意を抱いていました。 お屋方様の為、天下を取るためにはこの男の首を取らねばならない。 勘助はそれが可能だ!未だ自分は生きている!と力強く前に進もうとします。 でも遠くに陽炎のように揺らぐ政虎の姿は、もはや大地に今この時も根を張り、生きようとする勘助をよそに、空高く舞い上がらんとするかのようでした。 明らかにこの世のものではなく、天界に還って行く空の住人、つまり彼は守護として覚悟する事で、信玄に一人で斬り付けた事で、本当の軍神になった瞬間だったように思います。

じっと勘助を見つめる目に同情はありませんでした。 その時ふと脳裏をよぎったのは春日山城での二人です。 一度は自分に仕官しないかと誘い、晴信に傾倒するその愚かさを、目を潤ませて正そうとするも、勘助の晴信への厚い信頼と堅い誓いは揺るぎませんでした。 あの時と同だ…もし、もしも勘助が、あの白い薄布に手を伸ばしたら、政虎は迷う事なく勘助を自分の空へ連れて行ったと思うのです。 でもやはり今回も勘助は決して信玄を裏切りませんでした。 未練を残す事なく身を翻し、馬を操り去って行く先はまるで天空のよう。 心はそれを追いかける勘助にとって、政虎はもう手の届かない存在になってしまっていました。

それでも勘助は信玄への忠誠を最後まで守り通し、孫子の幟がはためくのを見、真田の軍が帰還するのを見て、勝利を確信します。 あの薄布に手を伸ばす運命は最初から勘助には無かったのだと思います。 ずっとすれ違った 「軍師と軍神」。 この言葉が成立したのは、昨日の最終回が初めてだったと思います。

善光寺で勘助の死を確認する政虎は顔色一つ変えません。 彼の世を儚む言葉だけが勘助への想いに聞こえました。

あの灼熱の夏に撮影されたシーンとは思えない、涼やかで異様な空間にのみ存在する政虎と、大地に根ざした精気の塊の勘助は、最後まで対照的で美しかった。 勘助はその人間を象徴する様に、笑ったまま土になる。 そのずっと先、謙信となった政虎が最後を迎えた時、きっと元居た空へ還って行ったことでしょう。

「風林火山」の中で、この対照的で魅力的な二人を時にクローズアップしながらも、結局は描く主旨からははずれた題材であった事は明らかでした。 が、それでも印象に残るのは、彼らが最初から最後までずっと、対極にある戦国の美学を貫いた勘助と景虎であり続けたからだと思います。 

又観返したら、どう思うのかな~? 当分ああだこうだと楽しめるかもしれません。

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